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米津玄師 2016 TOUR / 音楽隊 ツアーファイナル ZEPP東京

参加してきました。
事の発端は去年2015年の10月くらい。
ツイッターで仲の良い子から、
(アルバム封入してる抽選券?で)チケット当選したら行く?って言われたことから。

もともとこの人はニコニコ動画のVOCALOIDカテゴリでハチ名義で活動していて、
最近はずっとVOCALOIDではなく自分の声で曲をリリースしてるんだけど、
おれはVOCALOIDの曲の方は結構好きでよく聴いてたけど米津玄師はあんまり知らなかった。

いや、興味やらは元々あったけど、なにかきっかけが欲しくて。
そうこう思ってる間にライブの誘いがあり、迷うこともなくイエスの返事。それが10月。

そんで10月10日だっけなあ、アルバムが発売してすぐくらいに米津玄師がラジオに出演してた。
その時に話し声を初めて聴いたんだけど、印象としては凄く口下手。
でも、聞いているうちに何を伝えたいか、
どう思っているのかを口下手ながらも一生懸命言葉にしていた。それがすごい良かった。
色々言ってはいたけど、内容としては
「1曲1曲しっかりと作った。無駄な曲は一つもない」とのこと。
それって捨て曲が無い、とかじゃなくて、1曲1曲全てに意味があるということね。
多分それは既存アルバム全てに共通してることなんだろうけど…。

その口下手ながらも一生懸命相手に伝えようとする姿勢は今日のライブにも表れていた。
何を思ってこのツアータイトルにしたのか、この曲産むのに苦悩したこと。
すべてを一生懸命、最初から最後までしっかり言えてた。
観客はもちろん、演者である米津玄師もこの"非日常"な時間を精一杯楽しんでいた。

ここまで書いてめちゃめちゃ上から目線で物を言ってることに気づいたので、
ライブについて書き始めばっかりだけど終わりにします…。





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・ウィルオウィスプという曲。
タイトルと歌詞からしてそのまんま死者視点の曲と思われるんだけど、
こういうのが割と好みだったり。
生者視点だと「ママ、パパ、ママ…」ってただのホームシックな子供みたいだけど、
タイトルをこれにすることによって全く違う意味になる。
歌詞の意味とかは考察とか全く出来ない苦手な部類だけど、
これはその情景とかがすーっと浮かんできた。


・ウィルオウィスプのビブラートの仕方。
シンデレラグレイのブレイク(ミュート)の長さ。
というように、メジャー3枚目でも色々な事をしていてすごいなあ。
viviのCメロのようなメジャーではほとんど無い奇を衒った事を、
今でも形を変えて続けているんだなって再認識。
ただミラージュソングみたいなクラップ(フィンガースナップ?)は最初ちょっとびっくりしたw
メジャーっぽさが出てきてしまうのはレーベルに所属している以上絶対避けられないね。


・ライブに参加して"にわかファン"から、やっとただの"ファン"になれたかもしれない。
誘ってくれてありがとうね。見てないけど敢えてここで。


・基本的にBremenは仕事中に聞いていたので歌詞の内容なんてのは殆ど知らなくて、
ものすご綺麗な曲である「ホープランド」がこんなにも暗い曲なんだとライブで知った。
そして最後の「Blue Jasmine」は、アンプラグドなナンバーなんだけど、
ホープランドの暗い内容(曲自体は明るいけど…)からブルージャスミンの
スッキリしたラブソングで終わるっていうのがいいよね…。
多分ホープランドで終わっていたり、別の曲で終わってたらあまりまとまらない気がする。


・※音楽隊の核になるネタバレMC(かなりうろ覚えでほぼ脳内補完)
「音楽隊はブレーメンに行く前に小屋で暮らして終わる尻切れトンボのような話。
でもそれって実はとても美しいことなんじゃないか。
いい暮らしを求めて向かっても保証されていない。
結果ではなくその過程で幸せを見つけることってすごいなって」
by megane_case | 2016-02-06 23:59 | 日記一般 | Trackback | Comments(0)
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